ロボット安全規格ISO10218-1:2011(JISB 8433-1:2015)での性能要求事項とフエニックス・コンタクトの安全機器の見方

ロボット安全規格であるISO10218-1:2011(JIS B8433-1:2015)ではロボットシステムに求められる性能要求事項が記載されています。

本記事ではその性能要求事項と、フエニックス・コンタクトの安全機器ではどのようにしてその性能を調べるのか、について紹介していきます。

まずはJIS B8433-1:2015の5.4.2項を抜粋いたします。

◆JIS B8433-1:2015 5.4.2 性能要求事項 より一部抜粋

制御システムの安全関連部は、JIS B9705-1(ISO13849-1)で規定するカテゴリ3のアーキテクチャでのPL=d、又はJIS B9961(IEC62061)で規定するプルーフテスト間隔が20年以上で、ハードウェアフォールトトレランスが1のSIL2に適合するように設計しなければならない。

※本内容は2025年に改定されたISO10218-1:2025の5.3.3にも記載されています。
 またIEC62061はIEC61508を元に機械分野向けにまとめた規格です。

つまりこの文章から意味することとしては、以下になります。

1.10-7≦PFHD<10-6
2.どれか一つの部品に不具合(障害)が発生したとしても危険源の動力回路は安全に制御できること
  ※ただし、不具合の検出はするが、すべての不具合を検出できるとは限らない。
   したがって、検出できなかった不具合の累積で安全制御できなくなることがある。
3.想定する使用期間は20年以上

確認方法(データシートの見方)

使用する安全ロジック機器のデータシートをダウンロードします。
ここでは以下の製品を例にデータシートをダウンロードし、該当部分の記載内容を確認いたします。

PSR-MC30-2NO-1DO-24DC-SP – セーフティリレー – 2700499 | Phoenix Contact

セーフティ機器全般の特集についてはこちらから↓
セーフティ | Automation Tips | Phoenix Contact

  1. 製品HPで製品ページを開きます。

2. “ダウンロード”をクリックします。

3. “ダウンロード”のリンク先に飛びますので、右端にある”展開”アイコンをクリックします。

4. 展開された中に”データシート”の項目がありますので、左端にある”+”アイコンをクリックします。

5. 各言語のデータシートのダウンロードリンクが表示されます。ここでは英語を選択します。

6. ダウンロードされたデータシートを開きます。

7. 検索ボックスで”PFHD”と入力すると、該当ページが表示されます。
SILやPFHD、プルーフテスト間隔が記載されています。PL計算をする場合はPFHDの値を使用します。

確認手順としては以上となります。
PL計算の方法については下記のリンクを参考↓
フエニックス・コンタクトの安全機器によるパフォーマンスレベル(PL)計算方法 | Automation Tips | Phoenix Contact

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