[EW50]Site to Site L2TP over IPsec VPN スプリットトンネル
2023
7/12
はじめに
オフィスの保守PCから工場に設置されたPLCをリモートメンテナンスする際に安全にアクセスするための設定例をご紹介いたします。今回はリモートサブネット(※下記構成例では172.16.1.0/24)への通信のみL2TP over IPsec VPNトンネルを通して,それ以外の通信(※下記構成例ではGoogle)は直接インターネットへアクセスさせるためのスプリットトンネルとなります。
構成例
設定例
基本的な設定として,事前にこちら をご覧ください
L2TPサーバ側は固定グローバルIPアドレスで運用いただくことを推奨いたします
L2TPサーバ
STEP
L2TPサーバを設定
左ペイン「Security」-「VPN」-「L2TP」をクリック 【L2TP】「Enable」にチェック 【L2TP Server】「Enable」にチェック 【Interface】「WAN-1」を選択 【L2TP over IPsec】「Enabale Preshared Key」にチェックをして二文字以上の任意の文字列を入力 【Authentication Protocol】「MS-CHAPv2」にチェックして「Save」をクリック
STEP
IPsecの設定を確認
左ペイン「Security」-「VPN」-「IPsec」をクリック *Dynamic IP VPN is used by L2TP over IPsec.と表示されていることを確認
STEP
ネットワーク配線
PLCをEW50のWAN/LAN 1かLAN 2ポートに接続
L2TPクライアント
STEP
L2TPクライアント機能を有効化
左ペイン「Security」-「VPN」-「L2TP」をクリック 【L2TP】「Enable」にチェック 【Client/Server】「Client」を選択 【L2TP Client】Enableにチェックして「Save」をクリック
STEP
IPsecの設定を確認
左ペイン「Security」-「VPN」-「IPsec」をクリック 「*VPN is used by L2TP over IPsec.」と表示されていることを確認
STEP
ネットワーク配線
保守PCをEW50のWAN/LAN 1かLAN 2ポートに接続
VPNステータス確認
L2TPサーバ
左ペイン「Status」-「Security」-「VPN」をクリック 「Status」が「Connected」となっていることを確認
L2TPクライアント
左ペイン「Status」-「Security」-「VPN」をクリック 「Status」が「Connected」となっていることを確認