SPE対応マネージドスイッチ【すみずみまでイーサネット化】

2023年12月に発売した、SPE対応マネージドスイッチ(FL SWITCH 2303-8SP1)をご紹介いたします。

フエニックスコンタクトでは初となる、Single Pair Ethernetのスイッチ製品となります。

FL SWITCH 2303-8SP1
目次

Single Pair Ethernet (SPE)で、最大1kmまでの距離をサポート

SPEでは2芯ケーブルによる省配線化を実現しつつ、1000mまでの距離をサポートします。

SPEのポートは8ポートあります。RJ45と比較して、SPE用コネクタがコンパクトなので高密度な収容が期待できます。

一般的なRJ45のLANでは、8芯ケーブルを利用して最大100mまでが規格の上限となります。

PoDL(Power over Data Line)による給電をサポート

2芯のデータ線を用いて、給電をおこなうことができます。

SPEの2芯という特徴をそのままに、給電も同じ芯線でおこなうことでさらなる省配線が可能となります。

PoDL併用時は、ツイストペアケーブルの線径(太さ)に条件があります。詳しくは資料をご確認ください。

ゲートウェイ・プロトコル変換無しで、すみずみまでイーサネット

末端にあるセンサなどのフィールドデバイスは、アナログやデジタル配線・またはシリアルバス(Modbus等)で接続されていることが一般的となります。

今後、SPE(PoDL)対応のデバイスに置き換わっていけば、直接イーサネットで接続が可能で、例えばクラウドから直接フィールドデバイスにアクセスできることになります。

マネージドスイッチの管理機能で、SPEリンク状態やPoDL出力状態を確認可能

SPEではサポート可能なケーブル長が長いので、インストール方法(線径、ツイストペアのヨリ)によってはケーブルのAC特性不良となることがありえると考えられます。ポート毎に信号品質のモニタ機能がありますので、ケーブル敷設時の正常性確認に利用できます。

信号品質表示

ポートのリンク状況、給電の状況も確認できます。

給電している電力もポート毎に確認可能です。また、出力を遠隔で制御することもできます。

詳しくは、製品のWebサイトにて

弊社特約店・営業までお気軽にお問い合わせください。動作確認用のサンプルもご用意しております。

SPEコネクタやケーブルについても取り揃えております。

以上です。

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