Wi-Fi 6 リンク速度の簡易確認

今回はWi-Fi 6のリンク速度について、簡単な確認を記載させていただきます。

現場・現実の環境では今回見た数字通りの速度は期待できませんが、同一環境で、新・旧の無線規格や占有周波数幅(ワイドバンド)によってリンク速度がどのくらい変わるのか興味があり確認してみました。5m程度しか距離が無いので、出力5dBm設定でもRSSIが-40dBm台あるというかなり良い環境として仮設定しています。

目次

セットアップ: ノートパソコンの速度を確認

ノートPCを Wi-Fi 4へ接続した場合

20MHz幅
40MHz幅

ノートPCを Wi-Fi 6へ接続した場合

20MHz幅
40MHz幅
80MHz幅
160MHz幅

速度が倍増!

Wi-Fi 4 (802.11n技術)で110Mbps程度だったものが、Wi-Fi 6 (802.11ax技術)では280Mbpsまで向上しています。(20MHz幅の2x2アンテナ時)

現場で、Wi-Fiの速度が2.5倍になるというわけではないのですが、同じ条件であればリンク速度の向上が確認できましたので今までパフォーマンスに不満があったお客様におきましても、再度FL WLANシリーズの評価をいただければ幸いです。

Wi-Fi6アクセスポイントに、Wi-Fi6とWi-Fi4のクライアントを接続した場合

Wi-Fi 4のクライアント2台は110Mbps・140Mbps、Wi-Fi 6のクライアントは280Mbpsで接続していることがわかります。(こちらは、すべて弊社製品のFL WLANを使用しており、ノートパソコンは接続していない状態)

Wi-Fi 6アクセスポイントに、新・旧技術の機器が共存した場合は、それぞれが最高性能(MCSレート上、最も高速なリンク)として接続されていることがわかります。

参考: 設定情報

Wi-Fi 6のアクセスポイント設定: FL WLAN 1120を使用

160MHz幅では、48CH設定できませんので、W56の100CHとしています

Wi-Fi 4のアクセスポイント設定: FL WLAN 2010を使用

参考: 製品のWebページリンク

FL WLAN 1120
FL WLAN 1020

以上です。

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