Startup+によるパラメータ設定/診断/IOチェック

Startup+の起動画面

Startup+によるパラメータ設定/診断/IOチェックが可能です。

はじめに

AxiolineのI/Oモジュールは、Startup+によるパラメータ設定、診断、I/Oチェックができます。
ここでは、それぞれの設定方法をご説明します。(Startup+Ver.2.70、AXL F BK ETH FW Ver1.20にて動作確認)
Startup+とAxiolineのバスカプラとの接続方法については“Startup+クイックスタート.pdf”を参考してください。

1.パラメータ設定
2.モジュール診断 I/Oチェック
3.I/Oチェック

1. パラメータ設定

①メニューより、Device>Connectを選択または、Connect with Deviceボタンを押し、任意のモジュールを選択して、Device>Uploadを選択または、Upload parameter from Deviceボタンを押します。

Connect with Deviceボタン 
Upload parameter from Deviceボタン

 ⇒Project Treeの任意のデバイスがグリーンで表示されます。

パラメータ設定するモジュールがグリーンで表示される

②メニューより、Device>Online Parameterを選択または、 Online Parameterボタンを押します。
 ⇒Online Parameterウィンドウが開きます。

Online Parameterボタン
Online Parameterウィンドウ

③ Online Parameterウィンドウで、変更したいパラメータを設定し、Applyボタンを押します。
 ⇒設定がモジュールに転送されます。

Applyボタンを押して、設定がモジュールに転送されます
※転送されていない設定がある場合、ペンマークが表示されます。

④ ③の後にOKボタンを押すと、デバイスに書き込んだデータをProjectに読み込むかを確認されるので“はい”
 を押します。
 ⇒Online Parameterウィンドウで設定した値が、オフラインプロジェクトデータに転送されます。
 (パラメータ設定はオフラインプロジェクトとして保存できます。)

OKボタン
確認ダイアログボックス

必要に応じて、オフラインプロジェクトデータを保存してください。

2. モジュール診断

Project Treeのバスカプラをダブルクリックします。
⇒診断情報ウィンドウが開きます。

診断情報

異常があるモジュールは赤で表示されます。モジュールを選択すると右側に異常内容が表示されます。

バスカプラからエラーモジュールの位置確認
エラーモジュールの詳細エラー情報

※モジュール診断はWEB管理画面の「Diagnostics」でも確認できます。

3. I/Oチェック

デジタルモジュール

①任意のモジュールを選択し、Connect with Deviceボタン、Upload parameter from Deviceボタンを順に押します。
 ⇒Project Treeの任意のデバイスがグリーンで表示されます。

Connect with Deviceボタン
Upload parameter from Deviceボタン
デバイスがグリーンで表示されます。

②モジュール上で右クリックし、Functions → IO Checkを選択します。
 ⇒IO Check画面が表示されます。

Functions→IO Check

※:未接続の状態でFunctionsを選ぶとIO-Checkの項目が表示されない。


IO Check画面

※I/Oチェック画面では、出力モジュールの場合は、任意の出力を設定できます。入力モジュールの場合は、モジュールの値を読み込みができます。

③Refresh onボタンを押します。
 ⇒モジュールの現在値がBIN,DEC,HEXで表示されます。

Refresh on

※ 注意:実際の出力に実機が繋がっている場合十分ご注意ください。繋がっている機器は本当に動き出す可能性があります。

④画面上で、Out01のターミナルポイントをクリックし、プロセスデータを書き込みますか?というメッセージが出たら“はい”を選択します。

Out01のターミナルポイント
プロセスデータ書き込み(出力)確認
Out01をONにする
画面上でOut01がONになります
実際のモジュールのOut01出力がONになり、LEDがONになります。

⑤複数の出力を同時に書き込みする事ができます。任意の値を書き込み(ここでは、HEXに000Fと書きます)“Write Value”ボタンを押します。
 ⇒OUT01~04のLEDがONになり、BIN、DECにも値が反映されます。

Out01~Out04を同時ONになりました

※”Set All”は全ビットONします。”Clear All”は全ビットOFFします。

全ビットON 又は全ビットOFFの操作

アナログモジュール

①デジタルモジュールと同様にIO Check画面を開き、Refresh onを押します。
 ⇒プロセスデータを表示するグラフが動作します。

②Diagramにチェックを入れたデータがグラフに表示されます。
 Process valueのスライダーで値を調整、またはProcess valueに任意の値を入力すると、グラフで値が確認できます。

プロセス値

※ 注意:実際の出力に実機が繋がっている場合十分ご注意ください。繋がっている機器は本当に動き出す可能性があります。

参照資料

関連リンク

パンフレット:オートメーション・イノベーション (PDF)

Startup+クイックスタート.pdf (日本語)
(Startup+のインストール、起動、パラメータ設定)

・Handling an Axioline F station under Startup+(英語)(下記のStartup+製品ページからダウンロード可)
(Startup+のクイックスタートガイド)

STARTUP+
製品ページ:https://www.phoenixcontact.com/ja-jp/products/device-parameterization-startup-2700636
(ソフトウェアの無償ダウンロード、マニュアルなど)

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