ギガビットエクステンダ 【1kmまでのイーサネット通信と給電】

今回は、2023年7月に発売された、ギガビットエクステンダ(EXTENDER-G)をご紹介いたします。

目次

最大1kmまで延長可能

エクステンダには、ギガビット対応のLANポートと、エクステンダポートが付いています。

ツイストペアケーブル、または同軸ケーブルを使用してLAN配線を延長することができます。

エクステンダバスの最大長は1000m、最大速度は1000Mbpsです。

1:1(2台)だけではなく、エクステンダバス内に15台まで接続可能です。

RJ45を使用した、いわゆるLANの規格は、最大100mまでしか延長できません

PoL(Power over Line)をサポート

通常、単独で電源を供給します。

PoL機能を使用すると、リモート(対向側)に電源を供給することができます。

リモート側の電源確保を不要とすることができます。

光ケーブルを使用したソリューションでは実現できない機能です。

PoLを使用する場合には、48V電源が必要です。

PoE(IEEE 802.3af/at、30W)をサポート

PoE(Power over Ethernet)に対応する機種もあります。

PoLとPoEを一緒に使用すると、リモート側でエクステンダ自体が給電されて、さらにPoE機器を利用できます。

新規でケーブル配線することもできますが、最適なお客様は・・・

  • アナログ方式の監視カメラで使用していた、既設の同軸ケーブルがある場合
  • シリアル用のツイストペア線が既設であり、利活用したい場合
  • ケーブルの曲げが強く、光ケーブルを扱えないハードな現場
  • PoE無線LAN機器(Wifiアクセスポイント)やPoE IPカメラを100m以上離してネットワーク構築したい場合

エクステンダバスの周波数として高周波(~200MHz)を使用している製品のため、特性が悪いケーブルでは距離が短かったり速度が遅かったりと、性能を発揮できません。同軸またはシールド付きのツイストペア線が必要となります。インピーダンスの標準は75Ωとなります。

詳しくは、製品のWebサイトにて

弊社特約店・営業までお気軽にお問い合わせください。動作確認用のサンプルご用意しております。ギガビットエクステンダのニュースリリースページからお問い合わせ可能です。また、Automatioin Tips開設記念モニターキャンペーンページからもサンプルのお貸し出し可能です。

以上です。

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