ISO13849-1安全カテゴリ2の回路をPSR-modularで組んでみる

PSRmodularを使用した安全回路構築において、カテゴリ2の回路を組む方法を紹介いたします。

カテゴリ2の安全回路は、実用的にはカテゴリ3, 4に比べてほとんど使用されるケースがありません。しかし、ISO13849-1(JIS B9705-1 )のリスクアセスメントの結果によってはカテゴリ3以上の回路がオーバースペックになっていることが考えられます。

カテゴリ2の回路であればハード構成が冗長化である必要がないため、構成回路によっては価格面でもメリットがあります。

PSR-modularシリーズをすでにご利用されている場合は、拡張モジュールPSR-M-EF6と組み合わせることでカテゴリ2回路を簡単に組むことができます。

安全カテゴリの概要

ISO13849-1(JIS B9705-1)では安全カテゴリがB, 1, 2, 3, 4の5種類で定義されています。

図1. ISO13849-1より抜粋

リスクアセスメントの結果、リスクの高いアプリケーションになればなるほど、一般的には必要なパフォーマンスレベル(PL)に応じた、数値の大きいカテゴリレベル(Cat)が要求されることになります。

そして、ここで注目していただきたいのは、PL c及びPL dでも複数のカテゴリレベルで対応が可能ということです。

実際には部品の安全性(MTTFd, B10d, DCavg)のパラメータがありますが、それらのPL計算結果を満たせば、例えば同じPL dでもカテゴリ2の回路で安全回路を組むことが可能となります。

安全回路によるPL計算の手順については下記リンクをご参照ください。
フエニックス・コンタクトの安全機器によるパフォーマンスレベル(PL)計算方法 | Automation Tips | Phoenix Contact

使用するフエニックス・コンタクト製の安全回路モジュール

◆セーフティコントローラ
PSRmodular ベースモジュール(下記のリンクは一例であり、その他にもラインナップがございます。)
PSR-M-B2-SDI8-SDO4-DO4-PI – セーフティモジュール – 1104975 | Phoenix Contact

◆拡張モジュール(メカニカルな安全出力接点、カテゴリ2回路のOTEを使用する上で必要となります。端子はPush-In式接続だけでなくスクリューねじタイプ接続もございます)
PSR-M-EF6-SDOR4-PI – 拡張モジュール – 1104983 | Phoenix Contact

カテゴリ2の構成図とPSRmodularでの回路図例

図2. カテゴリ2の構成図
図3. カテゴリ2用安全ロジックの一例(“PSRmodular Software”使用時)

Brown
機能ブロック「TESTABLE-SENSOR」に接続された光電センサが自動的にテストされます。
Green
センサーと安全出力を監視する機能ブロック「TESTABLE-SENSOR」
Red
アクチュエータ(コンタクタ)を監視するためのEDMフィードバック回路を備えた安全リレー出力「RELAY」ブロック ※必ずPSR-M-EF6を拡張モジュールとして設定する必要があります。
Blue
エラー発生時に内部TEがOTEをオフします。
(出力「OTE」は、内部エラーまたは外部エラーがない場合、通常は論理「1」です。)

専用アプリケーションツール”PSRmodular Software”の始め方、使用方法については下記のリンクをご参照ください。
PSRmodularのプログラミング | Automation Tips | Phoenix Contact

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