セキュリティルーター FL MGUARDシリーズ IEC 62443-4-2認証取得版の販売開始

この度、当社のセキュリティルータFL MGUARDが第三者機関による認証を完了し、IEC 62443-4-2 SL-C 2認証取得版の販売を開始いたしました。
(販売開始のニュースリリースはこちらから)

デジタル要素を含む製品の販売に対応が必須となる、欧州サイバーレジリエンス法 (CRA) の全面適用を2027年末に控えています。同法を遵守できない製品にはCEマークはつけられません。IEC 62443規格は同法の整合規格としての準備が進んでいます。したがって同法遵守のためIEC 62443-4-2認証製品使用の重要性が増しています。IEC 62443-4-2認証を取得したFL MGUARDシリーズはお客様の最終製品におけるセキュリティ要件への対応にご活用いただけます。

目次

IEC 62443-4-2認証

フエニックスコンタクトでは、早期にセキュア製品開発プロセス(IEC 62443-4-1 ML-3)認証に着手しました。

本プロセスに準拠したソフトウェア開発を行い、FL MGUARDはIEC 62443-4-2 SL-C 2 (Security Level Capability 2) に準拠。このたび第三者検査機関による認証を完了しました。

  • IEC 62443はネットワーク機器のみの規格ではなく、管理体制まで求めるような仕組みとなります。また、セキュリティレベルの要求も、使用用途・業界などにより大きく変わります。このため、お客様の設備・最終製品おいては、IEC 62443-4-2認証されたネットワーク機器を利用することにより、よりシンプルに各種セキュリティ要件へ対応可能になると考えられます。

長期間の利用が可能

IEC 62443は導入時のセキュリティ構築だけではなく、継続的に利用をし続ける際の、保守メンテナンスに関しても触れられています。長期利用が前提となる、産業用機器・設備では、ソフトウェアのリリース(脆弱性が改善したファームウェア)が継続的に供給される必要があります。

  • ソフトウェアの長期メンテナンスリリースを提供し、継続的にセキュリティ機能を維持することができる仕組みがある
  • IEC 62443-4-1の認証されたセキュリティ専門組織 (PSIRT: Product Security Incident Response Team) を設置し、脆弱性の常時監視・対策を継続的に実施する仕組みが出来上がっている。

実績あるソフトウェア

20年にわたり、産業用のセキュリティアプライアンスとして数多く使用されてきたFL MGUARD RS系のソフトウェアを踏襲して、高速なmGuardプラットフォーム3へ搭載しています。

 ■ ステルスモード (既設の設備変更せずにセキュリティ追加)
 ■ ファイアウォール (通常、ユーザー毎、条件別、冗長)
 ■ ステートフル検査(手順の監視・追跡)
 ■ NAT(1:1、ポートフォワーディング、IPマスカレード)
 ■ VPN (IPsec, OpenVPNクライアント)
 ■ デバイスアップデート、ロギング機能
 ■ 接点によるファイアウォールルール・VPN接続の切替え

IEC 62443-4-2認証を取得したFL MGUARDシリーズ製品型式

詳細はWebページにてご確認いただけます。

  • 1357828 FL MGUARD 2102 (V/C 06以降)
  • 1357850 FL MGUARD 2105 (V/C 04以降)
  • 1357840 FL MGUARD 4302 (V/C 06以降)
  • 1357875 FL MGUARD 4305 (V/C 04以降)
  • 1441187 FL MGUARD 4102 PCI (V/C 05以降)
  • 1357842 FL MGUARD 4102 PCIE (V/C 06以降)

産業用サイバーセキュリティの説明サイト

弊社Webページで説明サイトがございますので、ご参照いただければ幸いです。

お気軽にお問い合わせください

弊社特約店・営業までお気軽にお問い合わせください。評価用サンプルもご用意しております。

以上です。

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