どれを選べばいい? セーフティ回転監視(停止/オーバースピード)の選定
モーターが確実に停止していることを検知し、ドアの開錠をしたい。メンテナンス時など安全なスピード領域を外れた時に検知し、モーター停止などの制御をしたい。など、モーターの回転監視の需要が高まっています。
今まで、オフディレーなどに頼っていた制御に比べ、確実かつ無駄のない制御が実現できます。
本記事では、上記の要求に適したセーフティ回転監視「PSRmotion」の選定に関して、ヒントとなる情報をお伝えします。

PSRmoionのラインアップ

何を検知するか?(停止とオーバースピード)
- モーターが停止していることを検知したい
⇒停止検知:PSR-MM20、PSR-MM25、PSR-MM30 - 安全なスピード領域を外れた時に検知し、モーターなどの速度を制御したい
⇒オーバースピード検知:PSR-MM20、PSR-MM30、PSR-MM35
使用できるモーターは?
- PSR-MM20:近接センサで直接回転を監視するため、モーターの仕様は不問
- PSR-MM25:周波数インバータの有無にかかわらず機械の使用に適した
単相および 3 相 ACモーター、または DCモーター - PSR-MM30:近接センサやエンコーダで直接回転を監視するため、モーターの仕様は不問
- PSR-MM35:周波数インバータの有無にかかわらず機械の使用に適した
単相および 3 相 ACモーター
PSR-MM20(停止 or オーバースピード検知)
【センサ接続】17.5mm幅
・3 線式 PNP近接センサ
・DIPスイッチとPushスイッチにて設定(ソフトウエア不要)
・0~10Vで速度をアナログ出力が可能
・Cat. 4 / PL e, SIL3 まで適応
『配線例』

PSR-MM25(停止検知)
【センサレス】12.5mm幅
・周波数インバータの有無にかかわらず機械の使用に適した単相および 3 相 ACモーター、または DCモーター
・Pushスイッチにて設定(ソフトウエア不要)
・Cat. 3 / PL e, SIL3 まで適応
『配線例』

PSR-MM30(停止 and オーバースピード検知)
【センサ接続】22.5mm幅
・3 線式 PNP近接センサ/モーターに取付けられた、インクリメンタル信号(HTL、TTL、sin/cos)の
ロータリーもしくはリニアエンコーダ
・エンコーダ(回転監視)に近接センサをプラスしてシャフト破損監視をすることも可能
・ソフトウェアにて設定
・Cat. 4 / PL e, SIL3 まで適応
『配線例』

PSR-MM35(オーバースピード検知)
【センサレス】12.5mm幅
・周波数インバータの有無にかかわらず機械の使用に適した単相および 3 相 ACモーター
・ソフトウェアにて設定
・速度の下限値も設定可能
・Cat. 4 / PL e, SIL3 まで適応
『配線例』

選べる2種類の接続端子
接続端子はコネクタ式となっており、ねじ式とPush-in式の2種類から選択できます。
型式の末尾2桁が接続端子形状となっています。
SC:ねじ式
SP:Push-in式
まとめ
