ウェブパネル WP 6000シリーズ システムソフトウェアアップデート
WP 6000シリーズのシステムソフトウェアがアップデートされました。
（バージョン4.2.5）
本アップデートの主な目的はセキュリティ対応です。
併せて、機能の追加や改善、バグフィックスを行っています。
本記事では、重要な変更点の詳細および他の変更点をご案内いたします。
工場出荷時デフォルトのユーザアカウントおよびCockpitパスワードの廃止
セキュリティ対策のため、工場出荷時に設定されているデフォルトのユーザアカウントおよびCockpitパスワードが廃止されました。
本変更に伴い、初回の電源投入時にリモートアクセス用のユーザアカウントの設定およびCockpitパスワードの作成が必要になりました。
- Choose a username：任意のユーザ名を入力
- Choose a password：パスワードを入力
- Confirm password ：パスワードを再入力（確認用）
パスワードに使用する文字列の制限は
1つ以上の数字
1つ以上の特殊記号
8文字以上
です。
「Use the same password as the cockpit password」のチェックを入れずに「Done」とすると、Cockpitパスワード設定画面が表示されます。
- Choose a password：パスワードを入力
- Confirm password ：パスワードを再入力（確認用）
パスワードに使用する文字列の制限は、先ほどのユーザアカウント設定と同様です。
主な変更点
- システムソフトウェア（OS）のバージョンアップ
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- SSH初期設定無効化
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従来は常時使用可能だったSSHの設定が追加されました
DefaultはDisableです - VNC初期設定無効化
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DefaultはDisableです
- SNMP初期設定無効化
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従来は常時使用可能だったSNMPの設定が追加されました
DefaultはDisableです - M2M, Remote browser, SFTP client初期設定無効化
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従来は（Defaultで）使用可能だった
・M2M（Machine-to-machine）インタフェース
・リモートブラウザ
・SFTPサーバ
の設定が追加されました
DefaultはDisableです - Qt オンスクリーン キーボードへのロック機能の追加
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オンスクリーンキーボードのキーボードマークを長押しする事で、キーボードを常時表示させることが可能です
ロック解除は、キーボードマークを再度長押しします
- 日本語入力の改善
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日本語入力機能が改善されました。
- VNC クライアント機能への RDP （リモートデスクトッププロトコル）追加
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使用するプロトコルにRDP （リモートデスクトッププロトコル）が追加されました
システムファイルのダウンロード
新しいシステムソフトウェアは、弊社製品ページよりダウンロードが可能です。
WP 6000シリーズでは画面サイズにより製品名および製品番号が異なりますが、システムソフトウェアは全て共通です。
- WP 6070-WVPS – 1290800 : 7.0インチワイドスクリーン(16:9) WVGA 製品ページ
- WP 6101-WXPS – 1290801 : 10.1インチワイドスクリーン(16:9) WXGA 製品ページ
- WP 6121-WXPS – 1290802 : 12.1インチワイドスクリーン(16:9) WXGA 製品ページ
- WP 6156-WHPS – 1290803 : 15.6インチワイドスクリーン(16:9) FHD 製品ページ
- WP 6185-WHPS – 1290807 : 18.5インチワイドスクリーン(16:9) FHD 製品ページ
- WP 6215-WHPS – 1290809 : 21.5インチワイドスクリーン(16:9) FHD 製品ページ
システムソフトウェアのアップデート方法は、以下の記事をご参照下さい。
Webパネル WP 6000シリーズ MicroSDカードを使用したシステムソフトウェアアップデート | Automation Tips | Phoenix Contact
Webパネル WP 6000シリーズ SNMPによるシステムソフトウェアアップデート | Automation Tips | Phoenix Contact
Webパネル WP 6000シリーズ USBメモリを使用したシステムソフトウェアアップデート | Automation Tips | Phoenix Contact
以上です。
