イーサネット延長ソリューション(TC EXTENDER 6004のノイズ耐性を高める設定)

TC EXTENDER は従来100mであったイーサネットの伝送距離を、メタル線で最大20kmまで延長することができます。
本記事は、上記EXTENDERを使用した際に、ノイズの影響にて通信が不安定な場合に試していただける、ノイズ耐性を
高める設定をご紹介いたします。TC EXTENDER 6004 ETH-2S(製品番号:2702255)

1.PCとTC EXTENDERをイーサネットケーブルにて接続し、Webでアクセス。
  ※TC EXTENDERにIPアドレスを割り付けていない場合は、先にIPアドレスの割り付けをしてください。

2.「login」を押下し、ログイン。

3.左のメニューより「SHDSL wizard」を選択。

4.「Next」を押下し、「DSL line」のページに移動。

5.設定したいDSL lineを選択後、「Transmission characteristics」のレベルを一番下までスライドさせ高ノイズ耐性に
設定する。

  ※1:下記接続図のDSL lineの上でクリックすることにより、 DSL lineが選択できます。
  ※2:「Transmission characteristics」は「DSL data rate」が「Automatic」になっていないと設定できません。
  ※3:複数のDSL lineを設定する場合は、上記を繰り返してください。

6.「Next」を押下し、「Transfer」のページに移動。

7.「Transfer configuration」を押下。

8.機器が再リンクされた後に「Information」の「Device status」内にて全てのデバイス間
についてDSL lineの「Data rate」をメモする。

9.再度「SHDSL wizard」を選択し、 「DSL line」のページを選択。

10.「DSL data rate」の「Automatic」のチェックを外すと、任意の設定ができます。
ここで設定値を、8でメモをしたData rateの数値以下で設定してください。

手順5で高ノイズ耐性に設定し、再接続したData rateは、高ノイズ耐性で接続できる最大のData rateで
接続されています。よって、このManual設定で設定する値は、8でメモをしたData rateの数値以下を
入力してください。

11.本手順書の6と7を再度実施し、機器に設定を保存。

12.「Administration」の「Reboot」を選択。

13.「Reboot device(s)」内の設定をダウンロードしたい機器すべてにチェックをし、
   「Reboot」を押下しリブートを実行。

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